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輪島塗の復興へ 若手の人材を育成する施設建設へ 2028年度までの完成目指す
能登半島地震で被害を受けた輪島塗の復興に向け、県は新たに整備する若手人材を養成する施設の基本構想をまとめました。
能登半島地震で輪島塗の工房はほとんどが被害を受け、その後の奥能登豪雨でも仮設工房などが浸水する被害を受けました。
こうした中、県は輪島塗の若手を育成する施設を整備することにし、今年4月から基本構想を話し合ってきました。
会議では最終案が示され、輪島塗の技術を養成するだけではなく現代の生活様式にあった商品開発や海外への販路開拓ができる人材を育成する方針が確認されました。また、年間で5人を2年間養成し、施設には養成機能のほか、輪島塗に欠かせない漆の精製や地の粉の工場機能も設ける予定です。
青柳正規委員長:
「もうちょっとマーケットをきちんとにらんだ量産品を作っていく素晴らしい技術者を養成していくということが中心となる。そういう養成所を作ろうと」
県では2028年度までの施設の完成を目指します。