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港の隆起で欠航続く…輪島市と舳倉島を結ぶ定期船の再開に向け輪島港で接岸テスト 新たに桟橋を設置し成功
能登半島地震から1年6カ月あまり。輪島市と舳倉島を結ぶ定期船は今も運休が続いています。この定期船の運行再開を目指し、2回目となる輪島港での接岸テストが行われました。
これまで輪島港と舳倉港を1日1往復していた定期客船「希海」。能登半島地震により輪島港が隆起し船が接岸できないことから、欠航が続いていました。
運行再開に向け港では浚渫工事などが進められ、今年5月には1回目となる接岸テストが行われました。しかし、漁船用の仮桟橋では揺れが大きく乗客の安全が確保されない事がわかりました。
このため、地震前と同じ発着場所に新たに長さ45メートル、幅5メートルの専用桟橋を設置。きょう改めて2回目の接岸テストを行いました。その結果、大きなトラブルはなく接岸テストは成功。運行を管理する「へぐら航路」ではあす、乗務員の研修会や火災訓練を行い、あさってには舳倉島岸壁で同様のテストを実施する予定です。
今後、運輸局の許可を待ち、早ければ今月30日から島民と復旧作業員を対象にした運行が再開されます。