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参院選の結果を受けて…石川の県政界に与える影響とは?県政担当記者が解説

県政担当の山崎記者とお伝えします。
今回の投票率がこちらです。58.69パーセント。前回2022年の参院選と比べて12・28ポイントアップしました。理由は生活に密接した物価高対策が争点となったことや
自民党政権への不満などもあったと感じます。3連休の中日ということで投票率が下がるといった予想もありましたが全国の投票率も前回より6・46ポイント上がっています。
こうした中、石川県選挙区は自民党の宮本さんが4選を果たしました。自民党の鶴保議員の「運良く能登で地震」という発言がありましたがこの影響はどれくらいあったのか、各自治体でだれの得票数が最も多かったかを色分けしました。19の市と町のうち奥能登の4つの市と町を含む17カ所で宮本さんがトップでした。浜辺さんは地元、羽咋市と野々市市で最多となっています。ただ石川テレビの情勢調査でも鶴保発言を機に宮本さんと浜辺さんの差はかなり縮まっていました。結果として宮本さんは勝ちましたがこれまでのような、圧倒的な勝利ではなかったことがそれを物語っています。
そして全国的に参政党が躍進しました。比例代表で国政に挑戦した前の県議会議員、川裕一郎さんは数百票届かず落選しましたが参政党は改選1議席から14議席と大幅に増やしました。今回の選挙の手応えを参政党の久保県連会長に聞きました。

久保県連会長:
「今回の選挙を通して我々を認知してくれている方が増えてらっしゃると思うのでこの勢いを借りて活動を重ねていけば賛同してくれる方々も増えていくと思いますのでより一層力を入れて党勢拡大に務めてまいりたいと思います」

代表の神谷さんは加賀市在住。今後、参政党が県内でもどのように存在感を示していくのか注目されます。

また県内では来年、知事選が控えています。影響について自民党県連の下沢幹事長に聞きました。

下沢幹事長:
「全く影響はないということは無いと思いますよ。若い人たちが政治参加することに喜びを覚えていいことなんですよね。当然知事選もそうなってきますのでそういう人たちの思いがどのへんにあるのかということそれをどうやって県政に生かすかということおそらく馳知事は立候補なさると思いますけれどもその辺はしっかり考えて応える必要があると思います」

知事選の構図はまだ定まりませんが、勢いを増した国民民主党や立憲民主党、それに参政党がどんな候補を擁立または支援するのか県政界も目が離せません。

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