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90年以上の歴史を持つ石川・小松市の老舗和菓子店が破産開始決定…負債総額1億円か「むらなか菓子舗」

石川県小松市で切餅や六宝焼などを販売してきた村中製菓が、破産開始決定を受けたことがわかりました。
金沢地方裁判所小松支部から破産開始決定を受けたのは、小松市軽海町にある村中製菓です。
東京商工リサーチによりますと、村中製菓は、1931年創業の老舗和菓子店で、「むらなか菓子舗」として地元に親しまれてきました。
小松市が展開する「こまつもんブランド」には切餅と揚げかき餅、六宝焼、かき餅の4商品が認定されていて2006年7月期の売上高は約3億円を計上していたということです。
しかし2012年7月期に売上高1億円を割り込み、その後も業績が低迷。2019年7月期には3909万円にまで落ち込み、99万円の最終赤字を計上、債務超過に陥っていました。
2020年3月以降、新型コロナウイルスの感染拡大で旅行客が激減し、多くの影響を受けたとみられていたところ、2025年3月末をもって店舗を閉鎖していました。
負債総額は、推定1億円が見込まれますが、変動している可能性があるということです。