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元副町長と前副町長の一騎打ち…15日投票の石川県・宝達志水町長選挙 人脈や実績訴えるそれぞれの選挙戦
6月15日に投票が行われる宝達志水町長選挙に立候補したのは元副町長と前副町長。新人2人による一騎打ちの構図となっています。
町長の座を争うそれぞれの選挙戦を取材しました。
高下栄次候補:
「今ここでこれまでとは違う新しい取り組みが必要です。人脈であるとか知見であるとか様々なものをフルに動員して町のために粉骨砕身努力する所存であります」
官僚として農林水産省や内閣府などで勤務しおよそ3年間副町長も務めた高下栄次候補。政争にとらわれない町政改革を訴え子育て環境の整備や地域経済の活性化などを掲げています。
高下候補:「一生懸命頑張って参ります」
町内全域を自転車で駆け巡る「自転車作戦」。住民一人一人に駆け寄り支援を求めます。
高下候補:「結構自転車好きです。自転車の方が早く走れますしみなさんのところに少しでも早くうかがえますので引き続き自転車も歩きも併用してまいりたいと思っています」
さらに…。
休憩のようにもみえますがこれも作戦のひとつ。
高下候補:
「本来はちょっと休むタイムなんですけど子どもにとって寝る時間はとても大切なのでそのお休みタイムは邪魔しないように選挙活動も慎みたいと思います」
子育て世代が住みやすい町に。高下候補の挑戦はすでに始まっています。
12日に高下候補が開いた集会。
「高下栄次が入って参りました」
集まった約250人を前に町の未来に必要な変化を訴えました。
高下候補:
「若者が流出しない町、家族がまた戻ってこれるそういう雰囲気の町にしたい。取り組み次第で短期間に変わることができます」
松榮候補:
「みなさまのおかげで私はメラメラ燃えながらここに立つことができました。羽咋市との連携もできました。私と一緒に力を合わせて未来へ向かう宝達志水町を作ろうではありませんか」
福祉施設の施設長を経ておととし12月に副町長に就任し震災対応などにあたった松榮忍候補。
福祉施設の整備や観光施設の充実化などを掲げています。
告示日前日まで副町長を務めていた松榮候補。
5日間の選挙戦は短距離走の選手だったという脚力をいかして足でかせぎます。
松榮候補:
「走れたよね、65やけど57には負けんぞと。なんでもできそうな気分です」
そんな松榮候補をそばで支えるのがこれまで二人三脚で町政を支えてきた前町長の寳達典久県議です。
寳達県議:
「国会の先生のみなさん、自民党の先生方も松榮忍を応援していただいておりますし必ず勝って町の復旧復興、そしていろんな要望をしてほしい一緒に良い町にしていこうと応援してくださっております」
自民党からのバックアップを得た松榮候補。県や国とのパイプを強調し盤石な組織力をもって票の上積みを図ります。
寳達県議:
「(はちまきは)闘魂の色、炎の色。選挙も仕事も気合いですから闘魂です」
記者:
松榮さんの気合いは伝わりますか?
寳達県議:「もちろんです、びしばしきている。普段からそんなんです。うちに秘めた熱いもんがあるんですわ」「そこがいいところ」
松榮候補:「県と連携をとっていろんなことを教えていただく、支援もしていただくこのチャンスをダメにしたら宝達志水町ダメだと思います。まさに今がそのチャンスである」
新人2人による一騎打ちとなった宝達志水町長選挙。あさって投票が行われ、即日開票されます。