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大の里が第75代横綱に昇進『唯一無二の横綱目指す』と口上述べ決意…家族には「生んでくれてありがとう」

使者:
「本日の理事会において、大関大の里が全会一致で横綱に推挙されましたことを御報告申し上げます。本日は誠におめでとうございます。」
大の里:
「謹んでお受けいたします。横綱の地位を汚さぬよう精進し、唯一無二の横綱を目指します。」
28日、晴れて75代横綱に昇進した石川県津幡町出身の大の里。注目の口上は大関の時と同じ「唯一無二」でした。
大の里:
「自分自身考えて、本当にやっぱりこの言葉しかないなと思って、唯一無二という言葉を、当初は入れない予定で考えていましたけど、自分はこの言葉がぴったりだなと思って、入れましたね。この横綱という口上に入れてさらにしっかりこの言葉通り頑張るということに決めました。」
この言葉、大の里の父親がかつて周囲に「唯一無二になってほしい」と話っていたもの。
その家族に対しては…
大の里:
「生んでくれてありがとうということですし、大きく育ったのも親に感謝ですし、さらにひとつのこうやって横綱に上がれたというのは、節目じゃないですけどこれからも良い姿を見せられるよう頑張りたいと思います。」
初土俵から13場所での横綱昇進は、同じ石川県出身の輪島を抜いて、横綱の地位が明文化された明治42年以降、史上最速です。
横綱土俵入りは…
「雲竜型で決めました。やっぱり親方が雲竜型という事で憧れもありますし、明日親方から指導してもらうことが楽しみでもあります。」
二所ノ関親方:
「入門してから、しっかり体作りをして地道にずっと大の里がやり続けてきてその稽古が少しずつ実になってきたかなとつまらないような稽古を一番、大の里がやっていますので、やっぱり稽古は嘘をつかないというのがはっきり出たかと思いますね。」
ふるさとへの思いも大の里は忘れずに語ってくれました。
大の里:
「まだ地震の痕が、大変な状況が続いていますけどもこうやって横綱昇進した、5月場所優勝したと言うことを石川県に伝えられたってことは、明るいニュースを届けられたのじゃないかと思いますので、また自分自身、石川県を、能登を勇気づける元気づけるためにもこれから横綱として頑張っていきたいと思います。」
茨城県の二所ノ関部屋前には多くの人が集まり、大の里の横綱昇進を祝いました。
声援:
「横綱~」