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記者の目!…元警察官が能登の自然の魅力を発信「中能登トレランを守る男」
北陸中日新聞の記者が取材した記事を紹介する、記者の目のコーナーです。29日はどんな記事でしょうか?
今回は、29日の朝刊に掲載された記事です。
地震から2年ぶりに復活する「中能登トレジャートレイルラン」で、第1回からコースの整備を続ける一人の男性がいます。トレイルランニングとは山道を駆け抜ける陸上競技で特に中能登の大会は、石動山の自然を全身で感じられるのが魅力です。この大会を支えるのが中能登町在住の元警察官、斉藤寿史さん。実行委員として第1回大会からコースの作成、整備に取り組んでいます。11月の開催に向け、ほぼ毎日、会場の石動山に入り、道路状況や倒木などを確認しています。町の担当者からは「斉藤さんがいないと開催できない」と言われるほど安全面での信頼が厚い人です。
斉藤さんは警察官時代の経験も踏まえ「とにかく安全に、楽しいと思ってもらえるコースを作るのが役割。初心者でも是非参加してほしい」と呼びかけています。
それでは、この記事を取材した北陸中日新聞・七尾支局の浜中創太記者です。人気の大会には縁の下の力持ちがいるんですね。斉藤さんはなぜコースの整備を始めたのですか?
浜中記者:
「元ランナーで、日本各地のトレイルランニングイベントなどに出場していたそうで、警察官として培った安全管理を生かすため、ハード面で貢献したいと始めたということです。町の一大イベントとして、町おこしにもつなげたいと話していました。」
今年の整備には大変な気苦労もあったそうですね。
浜中記者:
「今年4月にはコースの一部でおよそ30メートルにわたって冠水が発生しました。近くの排水路が土砂で埋まったのが原因でした。斉藤さんは10日間ほどかけて全長30メートルほどの土砂を手作業で取り除いたそうです。これほど安全確保への意識が高い人が整備しているなら、安心して走れると感じました。」
大会は11月ということですがエントリー受付は始まっているんですよね。
浜中記者:
「大会のHPなどから9月5日までエントリーできます。斉藤さんも「初心者でもチャレンジしてみてほしい」と呼びかけています。」
斉藤寿史さん:
「今年は久しぶりにやるから今まで参加してくれた人ももっと笑顔に。気持ちよく走ってほしい。だからこのコース(の整備)を一生懸命やっています。ここへ来てください。ウェルカムの気持ちがあるから。」
「参加者を笑顔にしたい。」と話す斉藤さんの笑顔がとても素敵ですね。
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