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2度の災害で唯一のスーパーが廃業…珠洲市大谷地区に食品や日用品取り扱う店オープン ボランティアが運営
地震と豪雨で大きな被害を受け唯一のスーパーも廃業した珠洲市大谷地区。ボランティアが中心となり食品や日用品を扱うスーパーが1日から営業をスタートしました。
「きょうオープンです見ていってくださいきょうの朝まで商品並べていて…」
能登半島の外浦珠洲市大谷地区にある長橋町で1日、プレオープンした「みんなのスーパー・長橋食堂」。地震後、休業が続いているゲストハウスと食堂が入った建物の一部をス―パーとして開業しました。
運営するのはボランティアの後藤恵美さん。去年2月から珠洲市で炊き出しや泥出しなどの活動を行ってきました。
後藤さん:
「お昼を買うところがないんでやっぱりあれば買いたいし食事は大事。」
店には市内中心部で営業している「すずキッチン」の弁当をはじめ、飲料品や冷凍食品、日用品などが並べられています。大谷地区では唯一あったスーパーが地震で廃業し、地元の人は市内の中心部まで買い物に行かざるを得ない状況が続いているといいます。
地元客:
「助かりますね歩いていけるからね。」
また、食堂があったスペースはイートインスペースとなっていて、購入した商品を食べることができるほか、今後、食事の提供なども検討しているということです。
後藤さん:
「今後は住民のみなさんにも利用してもらうし工事関係者の方にも利用していただけるお店で後々ちょっとずつうまく(地元の人に)お手伝いしてもらいながらそれが喜びになったり楽しみになってくれたらいいな。」
このスーパーは今月7日にグランドオープンする予定で、当面は水曜日から土曜日までの午前7時から午後3時まで営業します。