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能登の地震で被災した子供達の思いを…合唱曲『フェニックス』輪島でお披露目 約320人が復興願って歌う

能登半島地震で被災した子どもたちの思いを乗せた合唱曲が完成しました。曲名は「フェニックス」。輪島市内で14日お披露目されました。

「譲れない夢、胸に秘めて~らららら~♪」14日、輪島高校の体育館でお披露目されたのは合唱曲「フェニックス」。能登地区の7つの小中学校と高校に通う子どもたちなどが復興を願って書いたメッセージの中から選ばれた言葉で作られました。

曲を作ったのは、作曲家でこのプロジェクトを企画した弓削田健介さん。14日は合唱曲「フェニックス」を全国へ広めるためのビデオ撮影が行われおよそ320人の子どもたちが1カ月間練習を重ねてきた歌を披露しました。

代表の小学生:
フェニックスは困難の克服を意味する伝説の鳥だということを知りました。きょうは輪島が復興した未来を想像しみんなで心を一つにして、頑張ろうという前向きな気持ちと、輪島のために頑張ってくれている方たちに感謝の気持ちを込めて歌いたいです

「燃える翼で 夜を翔けて 君は蘇る」
全国の合唱団会場には地震で妻や子ども4人を亡くした警察官の大間圭介さんも招待され、子どもたちの歌声に静かに耳を傾けていました。

大間さん:
家族を亡くして一人でなんとか毎日生きているなかで元気づけられた、勇気をもらえた

小学生:
輪島市がこれから復興するような気持ちを込めて歌いたい

高校生:
一人じゃないよっていうメッセージを歌えることがとても貴重な体験。改めて頑張ろうって思ったし、感謝の気持ちでいっぱいです

弓削田健介さん:
歌詞の一行一行に復興への願いメッセージが込められていて、だんだんと言葉の意味や思いがだんだんとわかっていくタイムカプセルのような効果が合唱曲にはあると思っていて、みんなの中にタイムカプセルを届けられたらいいなと思います

完成したビデオは今後、教育現場などで公開されるほか、弓削田さんがキャンピングカーで学校をまわり「復興への願い」を全国に届けます。

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