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北陸新幹線の大阪延伸ルート、3案に絞り込み 来週ルート最終決定へ着工5条件と沿線自治体の財政負担焦点

北陸新幹線の大阪延伸ルートを巡り与党の整備委員会は8つのルート案から3つの案に絞り込みました。来週の会合でこの中から一つのルートに最終決定する方針です。

与党整備委員会共同委員長 前原誠司衆院議員(維新):
「我々(維新)としても、考え方をまとめさせていただきました。西田委員長はじめ自民党の許しをいただければ、きょう発表・報告させていただき議論の一つにさせていただければと思っています」

自民党と日本維新の会でつくる与党整備委員会は10日、会合を開き、北陸新幹線の敦賀から新大阪までのルート案についてそれぞれの党でまとめた意見を協議しました。

ルートをめぐっては10年前に福井県の小浜市から京都を経由する小浜―京都ルートに決まりましたが工事の地下水に与える影響や建設費の負担などを理由に京都で反対運動が起き今も工事は行われていません。

10日の会合で維新は、現在の京都駅の南西にある桂川駅のそばに新駅を作る「小浜ー京都ルート」の桂川案と米原駅から東海道新幹線に乗り入れて乗り換えなしで新大阪へ向かう「米原ルート」の一部直通案の2つの案を提案。

一方、自民党は維新と同じ桂川案と京都市内中心部を通り現在の京都駅のそばに新駅を作る「小浜ー京都ルート」の南北案を提案しました。桂川案は自民党と維新が共通の案であり、これでルート案は3つの案に絞られたことになります。

与党整備委員会共同委員長 西田昌司参院議員(自民):
「共通の問題意識・認識はできていると思いますので、次の週にしっかり決められると思います」

与党整備委員会は来週会合を開きこの3つの案の中から一つの案に最終決定するとしています。

今回絞り込まれた3つの案がこちらです。先月国が示した試算によりますと、小浜ー京都ルートの南北案は建設費がおよそ4.2兆円、工期は25年。桂川案は建設費が約3.9兆円、工期は26年となっています。

また米原ルートの一部直通案は建設費はこの3つのなかでは最も少なく2.1兆円以上、工期は25年以上となっています。維新は南北案について、新幹線が走る地下トンネルが文化財の密集地を通ることや京都市内の地下水の流れを横断することなどから住民の理解を得るのが難しいと指摘します。

一方、桂川案の課題としては観光の中心である京都駅に行くためには乗り換えが必要となることがあげられます。

米原ルートの場合は沿線自治体となる滋賀県が財政負担などを理由に反対しているほか、過密なダイヤが課題となっています。

そしてこの3つの案に共通する課題が沿線自治体の財政負担です。すでに東海道新幹線が走っている京都市は「地元として北陸新幹線の誘致をしていない」とし、建設費の地元負担を少なくするよう強く求めています。

ルートを決定したとしても沿線自治体の同意や安定した財源の確保などいわゆる着工5条件が解決しないと工事は始まりません。

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