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経営厳しさ増すなか地元に恩返し…輪島市で育った『七面鳥』の出荷がピーク 前年と同じ約500羽を見込む
間もなく能登半島地震から2回目のクリスマスを迎える輪島市門前町。地元で育った七面鳥の出荷がピークを迎えています。
輪島市門前町小山にある七面鳥の飼育小屋です。
能登半島地震では飼育小屋が半壊となり大村正博さんは一度は廃業も考えたそうですが今年も無事に出荷の時期を迎えました。
いま、作業場では連日、東京の飲食店などへの発送作業に追われていて多い日では1日に20羽ほどを発送するということです。
去年に比べ今年は復興応援としての東京の飲食店からの注文数は減りました。しかし今年は鳥インフルエンザの影響で海外からの輸入が出来ない国内の輸入業者からの注文が増え、去年と同じ、およそ500羽の出荷が見込まれています。
大村正博さん:
「震災後の一年っていうのは輪島を皆さん応援しようということで、通年の倍くらい注文があったんですけど、今年は輸入業者が減った分救済してくれた。美味しい七面鳥の鍋なり料理を囲って一家団欒で笑顔で食卓を囲ってもらえたら。」
近年はエサ代が高騰し、経営は厳しさを増していますが大村さんは地元への恩返しとして子ども食堂などに約100羽の七面鳥を寄付する予定だということです。