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最高ランク『輝』候補も水揚げ…ズワイガニ漁が解禁 初競りでの過去最高額は珠洲市蛸島港産の500万円
昨夜の輪島港。この日を待ちわびた漁師たちの姿がありました。
輪島市小型底曳組合 沖崎勝敏組合長:(初日がこんなに凪なのは久しぶり?)「そうですね。出られてよかったそれが一番。みんなたぶん一番ドキドキする日だと思うので大漁を目指して頑張ります」
地震の影響で荷揚げ場や保管施設が整っていない輪島港。
今年もメスのズワイガニの水揚げについては80箱までと制限付きの漁となります。
「お父さーん!いっぱい取ってきて~」
初日のきょうは輪島や珠洲、金沢など県内7つの漁港から96隻の漁船が出港。
ズワイガニの初物を求めて漁師たちは続々と港を出ました。
昼過ぎ、珠洲市の蛸島港では漁を終えた11隻の漁船が。
天候が良かったため去年の初日よりも多くのカニが水揚げされました。
早速、重さや大きさごとに仕分けられていくと…
久栄丸 北浜寧船長:
「重さは1.6(キロ)これ1.6やなきれいやけどなこれ」
2021年には初競りで過去最高額、500万円の輝が水揚げされた蛸島港。
漁師たちが目指すのは地震後初となる「輝」です。
蛸島港で輝の候補となったカニは3匹。
その1つが重さ1.5キロの認定基準を上回る1.7キロのズワイガニです。
森下廣司さん:(輝候補になっていましたが?)「なってくれればいいけどね。活気がついていいだろうけどね」
一方、午後4時頃の金沢港。こちらも初物のズワイガニが次々と運び込まれました。
第7重福丸 厚見穣船長:(大きいのいました?)「一応、1匹か2匹はいた」(ちょっと期待する部分も?)「いやー厳しいから、審査がかかればいいなってくらい」
船長と乗組員:「向こうで測ってギリギリ1.5(キロ)になるかどうか…」「これやな。じゃあ一番推し、こっちでやるか」
まもなく始まる初競り。
「輝」は出るのか。そして一体いくらの値がつくのか注目です。