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コロナ禍で1年以上着工遅れる…JR小松駅前すぐ近くの複合ビル『ウレシャス小松』が完成 ホテルから絶景
小松駅のすぐそばで建設が進められてきた複合ビルが完成しました。名前は「ウレシャス小松」いったいどのようなビルになったのか取材しました。
リポート:
「小松駅のすぐ近くのこちらにきょう開業したのが、ウレシャス小松です。建物の外観は北前船がモチーフになっています。」
北陸新幹線開業に合わせて計画が進められてきた、ウレシャス小松。
「ウレシャス」とは、小松弁で嬉しいを表現する「うれっしゃ」と英語の「プレシャス」を合わせた造語です。
駅前の賑わい作りで地域発展に貢献しようと北陸電力が手がけたもので、おととし9月に建設がはじまりました。新型コロナの影響で着工が一年以上遅れ、北陸新幹線の小松開業には間に合いませんでしたが、23日、竣工を迎えました。
祝賀会は南加賀最大級、870人を収容できる「こまつ北電ホール」で開催。馳知事や宮橋市長、北陸電力の関係者など135人が出席しました。
10階建てのウレシャス小松。
エントランスには3メートルを超える九谷焼の陶壁が飾られているほか様々な所に小松産の石や木材などが活用されています。足元には小松の苔の里をイメージした絨毯が敷かれています。
4階は公立小松大学のキャンパスとしても使われます。
リポート:
「学生ホールは広々としていて開放感があります。そしてその中には壁に囲まれたスペースがあります。こちらの机は小松の杉を使っていて温かみがあってゆったりと過ごせそうです。」
9階から上は65室あるホテルが入り、白山連峰や日本海を見渡す絶景が広がります。
北陸電力 松田光司社長:
「我々の事業所があるだけではなくてですね、この小松の地域の活性化、それがひいては南加賀、そして石川県、そして北陸全体の活性化に繋がればということを願っております。」
ホテルは23日から営業を開始していて、その他のオフィスやテナントなどは順次オープンすると言う事です。