珠洲市のスーパーで食中毒 1日間の営業停止処分　刺身の盛り合わせを食べた男性が腹痛訴える

09/09(火) 20:58

珠洲市のスーパーで刺身の盛り合わせを購入した客が食中毒の症状を訴え、県はこの店の魚介類販売部門を1日間の営業停止処分としました。

食中毒が発生したのは珠洲市野々江町のスーパー「フレッシュフード＆リカーDAIMARU」です。県によりますと40代の男性が9月7日、スーパーで刺身の盛り合わせを購入して食べた後、腹痛や嘔吐の症状を訴えました。男性は9月8日に医療機関を受診し、胃からアニサキスが検出されました。
県は、この男性が胃アニサキス症の原因となる生鮮魚介類を食べたのは、スーパーの刺身だけだったことから食中毒と断定し、この店の魚介類販売部門を9月9日の1日間、営業停止処分としました。また、汚染の恐れのある食品の廃棄と従業員に対する衛生教育の実施を指示しています。
この男性は入院しておらず、回復傾向にあるということです。

県によりますとアニサキスはサバやサンマ、イワシ、イカなどに寄生し、料理で使う酢や塩漬け、醤油やわさびをつけても死滅しないということです。