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輪島市で名舟大祭開催 県の無形民俗文化財『御陣乗太鼓』披露 保存会代表「神様の力も借りて町の復興を」
能登に太鼓の音が響き渡りました。
輪島市では去年と同じく規模を縮小して名舟大祭が執り行われ県の無形民俗文化財・御陣乗太鼓が披露されました。
輪島市名舟町に400年以上前から伝わる「御陣乗太鼓」。
夜叉や幽霊の面を付け6人の男たちが1つの太鼓を打ちならすもので県の無形民俗文化財に指定されています。
江尻一希さん:
「地元に戻ってきたい若者とか地元を愛しているお年寄り方々のために、しっかりと今から1年が良くなるようにしっかりと神様に向かって奉納したいと思います」
地震や豪雨の影響でキリコの担ぎ手となる住民が減少したため今年の祭りも去年と同じく規模を縮小しキリコの巡行は行われません。
しかし、神様に奉納される御陣乗太鼓の演奏を一目見ようと地元の人や観光客が大勢集まりました。
千葉から来た観光客:
「素晴らしかった。感動です。今夜眠れるかな。暑さに負けないでがんばってください」
御陣乗太鼓保存会 槌谷博之代表:
「とりあえずはできて良かったなとそれだけです。神様の力も借りないと復興できないぐらいやられているんで町が。そういうのを神様にお祈りしていました。石川県の無形文化財になっていますのでその名に恥じないよう続けて継承していきたい」
地震や豪雨でキリコの一部は被害を受けましたが骨組みや土台は無事。保存会は担ぎ手の確保が出来れば、来年はキリコの巡行を復活させたいと意気込んでいます。