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被災した輪島での移動手段確保へ 住民の車で住民を運ぶ公共ライドシェアの実証実験スタート

被災地での移動手段の確保が課題となる中、輪島市で、一般のドライバーが有料で人を運ぶライドシェアの実証実験が15日から始まりました。

輪島市町野地区では地震や豪雨によりタクシー会社の休業や路線バスが減少したため住民の移動が困難になっています。こうした中、輪島市は仮設住宅などに暮らす人たちの新たな移動手段を確保するため、15日から公共ライドシェアの実証実験を始めました。実験では国の講習を受けた8人の地元住民が運転手を務め、使われる車両も運転手の自家用車です。15日は試乗会が行われ、参加した住民たちが乗り心地を確かめました。

利用した住民:
「病院とか行くときはくるまない人は使うとおもいますよ。乗り心地はよかったねー」

運転手を務める住民:
「基本的な皆さんの移動を支える根本は変わらないのでそこは引き続き」
「前日までに連絡してくださいとかは変わりますが知った顔が運転するので安心して欲しい。免許があっても道が危ないので一人で運転するのは不安との声も聴いたので安全を心がけやって行きたい」

近場の町野・南志見地区を走る便は1人1回200円、市街地までは400円から500円で、前日までの事前予約が必要となります。
輪島市は来年1月末まで実証実験を続け、2月からの本格運用を目指します。

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