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40キロ制限の道を約90キロで…車で電柱に突っ込み3人を死傷させた罪 当時18歳の男に懲役3年の判決

去年10月、金沢市内で事故を起こし、乗っていた3人を死傷させたとして危険運転致死傷の罪に問われている当時18歳の男の裁判。
金沢地裁は26日、男に対し懲役3年を言い渡しました。
金沢市に住む当時18歳だった無職の被告は去年10月、金沢市東蚊爪町で時速40キロ制限の市道を時速約90キロのスピードで軽乗用車を走行。車は電柱に衝突し乗っていた男性3人のうち1人を死亡させ、残る2人にけがをさせたとして危険運転致死傷の罪に問われています。
これまでの裁判で検察側は懲役6年を求刑し、弁護側は保護処分を科すのが妥当と訴えていました。
伊藤大介裁判長は高速度で運転することによる浮き上がる感覚で友人たちを楽しませ、自分も楽しみたいという動機は安易かつ浅はかであると指摘。そのうえで尊い命が失われた結果は重大であるとして懲役3年を言い渡しました。判決を述べたあと、伊藤裁判長が被告に対し「遺族や被害者自分の未熟さに向き合って償いの気持ちを深めてほしい」と述べると被告は「はい」と答え裁判は閉廷しました。
弁護側は控訴について「コメントできない」としています。