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閉館中のキリコ会館内部も…輪島で能登半島地震の被災地巡る『復興ツアー』今も残る“あり得なかった光景”

輪島市では能登半島地震の被災地を巡る復興ツアーが企画されています。4月に入社した古賀アナウンサーは震災を経験していないのですがこの復興ツアーに参加して初めて輪島の被災地を見てきました。

古賀アナウンサー:
輪島朝市通りに初めてやってきました。こうして見てみると、崩れたままの建物がそのまま残っています。こうした状況を知るために輪島の今とあの日をめぐるツアーに参加してきます。

まちづくり輪島 大下さん:
皆さんがご覧いただいているこの姿というのは本来はお祭りの日しか見れない貴重な光景ということにもなるわけです。

ツアーは輪島キリコ会館からスタートします。キリコ会館は地震の影響で今も閉館していますが、ツアーに参加すると特別に中に入ることができます。

まちづくり輪島 大下さん:
あちら現在のキリコ、現役のキリコですね。お祭りで使われているものですね。これもぐちゃぐちゃになっていたものを立てれるものは立てたというかたちで起こしてある状態となります。

長い間大切に引き継がれてきたものがたった一度の災害で壊れてしまうことにいたたまれない気持ちになりました。次に訪れたのは、火災で消失した朝市通り周辺です。

まちづくり輪島 大下さん:
これちょうど分かりますかね。ここが朝市の2箇所ある入口の1箇所の方になりますね。こちらに大体360メートルほどの朝市やっておりまして、キリコ会館見えますけど、ここらへんから見えることなんてありえない話なんですけどね。

川底が隆起したことで川から水をくみ上げられなかったことが火が燃え広がった要因の一つだと説明を受けました。また輪島の市街地では1.5mほど地面が隆起したといいます。

ガイド:
これが震災前ちょっと写真ちいさいですけれどね、白い部分がもともと海だったところになるわけですから、輪島がそんなに津波の被害に合わなかったのは隆起のおかげかもしれないのかなと私個人的には思っています。

古賀アナウンサー:
今回初めての輪島だったんですけど、これからどうなっていくんだろうというのが一年半たって、そのまま残っているということだったので。これからもっと能登の祭りとか伝統文化の良い部分をもっともっと楽しんでもらえるようになってもらいたいなと感じました。

まちづくり輪島 大下さん:
キリコの明かりは復興への明かりと私は思ってますので、またお祭り盛上げていきたいなという気持ちです。

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