ドクターイエローT3編成 激レアの“陸上輸送”に未明でも鉄道ファンたち集結 無事トレインパーク白山へ

06/16(月) 16:56

幸せの黄色い新幹線ドクターイエロー。6月20日からの展示に向け車両が陸上で輸送され週末、トレインパーク白山に運び込まれました。

記者：
金沢市の大浜ふ頭です。いつもはクルーズ船が寄港する港ですが、いま、こちらにあるのは名古屋からやってきた新幹線ドクターイエローです。

金沢市の港にたたずむブルーシートでくるまれた物体。これがあのドクターイエローです。愛知県名古屋市のリニア・鉄道館に今月4日まで展示されていたT3編成のドクターイエロー。6月20日からトレインパーク白山で展示するため、海上輸送で金沢港まで運ばれました。

6月14日午前1時ごろ。めったに見られないドクターイエローが陸上で輸送されるとあって、ふ頭には40人ほどの鉄道ファンが集まっていました。鉄道ファンは「新幹線が道路を走るってなかなかないので見に来ました。やっと動きますね、嬉しいです」と話していました。

記者：
午前1時46分、金沢港に止まっていたドクターイエローがいまトレインパーク白山に向かって出発しました。

全長約33メートルのドクターイエローが港を出発。ブルーシートに覆われていますが、国道8号などを巨大な車両が進みます。通常であれば40分ほどで目的地に到着するこのルート。慎重に、ゆっくりと進みます。中でも鉄道ファンが注目する場所は…北陸新幹線の陸送でも注目ポイントだった県道60号、通称50メーター道路から国道8号に入る西念交差点です。

女の子：
きたよー

高さ約4．4メートルの車両が高速道路の高架下をギリギリでくぐりぬける様子は圧巻です。

鉄道ファン：
大きかったですね。上手く運転してギリギリのところ通りますねすごかったです

女の子：
楽しかったです。かっこよく撮れた。

見に来た人：
たくさんの人が協力して運んでいるなって感じでよかったです。

そしてまもなく夜が明けようとするころに…

記者：
午前3時半です金沢港を出たドクターイエローがいまトレインパーク白山に入っていきます。およそ1時間半かけて到着しました。

無事、トレインパーク白山に到着したドクターイエロー。その姿を追いかけてきた鉄道ファンが到着を歓迎していました。トレインパーク白山は、現在、ドクターイエローの展示に向けて臨時休館中。6月20日にドクターイエローの除幕式が行われます。

そして16日、トレインパーク白山に運び込まれたドクターイエローがついにお目見えしました。現場で作業された人によるときょうはブルーシートを外し、車両のスカートと呼ばれる部品やパンタグラフも設置したそうです。トレインパークは閉館中なのですが、多くの人がドクターイエローの姿を見に訪れていました。