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東北へ出向いた能登の被災者も…東日本大震災から14年 仙台の復興の様子に「先見えなかったが安心した」

死者・行方不明者合わせて1万8千人を超える東日本大震災から11日で14年。犠牲者の冥福を祈り、各地で黙とうが行われました。その中には、東北・仙台に出向き、復興と交流を図る能登の被災者の姿もありました。

午後2時46分、14年前の東日本大震災の発生時刻に合わせ、県庁で黙とうが行われました。
きょうの映像犠牲者の冥福を祈る姿は東北・仙台でも。

宮城県仙台市の商店街で9日から行われている「つながる希望のマルシェ」。東日本大震災と能登半島地震で被災した事業者が共同で出店していて、東北と能登の海産物や工芸品などがずらりと並んでいます。

南谷美有さん:
「一夜干しもありますよ。この塩辛イカ柔らかくて食べやすいですよ。一番人気の塩辛です」

輪島市から出店した南谷さん。能登半島地震で自宅と店舗兼加工場などが被災。現在は、県外にも出向いて海産物の販売を行っています。

南谷美有さん:
「実際に今まで復興してきた人の方々の話を聞いて、またパワーいただきながら前に進めたらいいなって思ってます」

この場所に出店するのは今回で2回目。去年9月に出店した際に東日本大震災で被災した東北の事業者から励まされたことが、この日の出店を決めた理由です。

そして、迎えた11日、イベント会場のそばには献花台が設けられました。

南谷美有さん:
「復興がなかなか進まないなかで、仙台の復興している様子を見ることができて、これから先が見えなかったんですけど、でも復興している姿を見ることができて安心したというか、こんなにも焦らなくてもいいんだなと思いました」

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