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ドライバー不足への切り札に…加賀市が自動運転バス導入に向けた実証実験開始 人間が補助する“レベル2”

人手不足解消の切り札となるでしょうか。

加賀市は17日から自動運転バスの導入に向けて実証実験を始めました。

加賀市内を走る一台のバス…

記者:
「こちらのバス、乗ってみるとハンドルやアクセル、ブレーキなどがありません。実はこれ、自動運転のバスなんです」

宮元市長:
「これおもしろいね、センサーが物体を検知して進むか止まるか判断するわけですね」

全国的な課題となっているドライバーの人手不足。

加賀市はその切り札として、去年秋から神奈川県にある半導体の専門商社と協力し自動運転バスの導入を模索してきました。

そして17日、人間が補助する「レベル2」での実証実験が始まりました。

市民:
「ちょっとこわい、人の経験を聞いてからかな」

ハンドルなどがないこちらのタイプのバスで本格的な走行試験は茨城県に次ぎ2例目。

乗り心地は…?

記者:
「今自動運転バスが動き始めました。動き出しは人が運転しているのと変わらないくらいスムーズです」

バスはGPSなどを活用し決められたルートを進みます。

障害物があると車体についたセンサーで感知し、警笛を鳴らして知らせたりブレーキをかけたりします。

さらに…

記者:
「前方に信号機が見えてきました。徐々に減速しています。そして今、停止線の前で止まりました」

交差点を認識すると減速するなど安全に走行するということです。

試乗した宮元市長は…

宮元市長:
「乗り心地はね、なかなか路面電車みたいでいいですよ。思っていたよりも快適でした」
「生産性をあげていくためには人口の不足分を自動化で補うしかないので(自動運転バスは)必須だと思います。地方の公共交通を支えていただけるようにぜひなっていただきたい」

市は今後1週間、実証試験をすすめ週末には市民向けの試乗会を行って本格的に導入するか検討します。

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