1棟あたり7-10日程…石川県穴水町で被災した住宅の『公費解体』始まる 約1000人から申請を受付

04/08(月) 17:25

半壊以上と判定された住宅などを自治体が費用を負担して解体する「公費解体」が穴水町で始まりました。

記者：
「きょうから穴水町で公費解体が始まりました。こちらでは重機を使って傾いた住宅の解体を行なっていきます」

穴水町は8日から国や自治体が費用を負担して建物を解体、撤去する作業が始まりました。

公費解体の申請には半壊以上と判定された罹災証明書が必要です。

その後、町による現地調査で解体・撤去が必要とされた場合に作業が行われます。

工事には1棟あたり1週間から10日ほどかかる予定で、県と町は来年10月までに公費解体を完了したいとしています。

大田宏（おおた・ひろし）さん（解体した家の住民）：
「親の代からもらった家なので切ないというか寂しい思いはいっぱいあります」
「ただ、道路に面していたので危険性はあったので安全面を考えるとよかったかなと思います。」

穴水町環境安全課　荒木秀人（あらき・ひでと）課長：
「公費解体が被災された皆様の生活再建のスタートとなるよう全力で取り組んでいきたいと思っています」

穴水町には7日までにおよそ1000人から公費解体の申請があり、町は来週までに9棟の解体に着手します。