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今も避難所に…地震で大きな被害受けた珠洲市正院小学校で入学式 新1年生2人を在校生と避難者らが迎える

能登半島地震で大きな被害を受けた能登地区の一部の公立小中学校できょう入学式が行われました。奥能登4つの市と町の小学校では新1年生が昨年度から3割以上減少していて地震の影響が心配されます。

今も避難所となっている珠洲市正院町の正院小学校。真新しい制服に身をつつんだ新1年生2人が在校生とこの学校で避難する人たちに迎えられました。

山野仁志(さんのひとし)校長は「明日を夢見てすすんで学ぶ正院小学校をみんなで作り上げていこう」と話しました。

正院小学校には昨年度まで28人の児童が通っていましたが、地震の影響で金沢市などへ転校する児童もいたため今年度は全校児童13人での新学期となりました。

入学式に参加した避難者:
「かわいらしいです嬉しいです、かわいくて」

保育園から一緒だという2人。頑張りたいことを聞くと…

皆口奏子さん:
「国語がんばりたい」
Q 里羽ちゃんは?
番匠里羽さん:
「国語頑張りたい」
Q 2人でやりたいことは?
皆口奏子さん:
「仲良くやっていきたい」
番匠里羽さん:
「仲良くやっていきたい」
奏子さんの保護者:
「改めて制服を着ると大きくなったなって。もともと仲良しの学校なので子供も仲良く元気に過ごしてほしい」

県教育委員会によりますと奥能登四つの市と町で今年入学する小学生は177人。去年5月1日時点に比べると100人近く少なくなっていて能登半島地震の影響と見られています。5日はこのほか、羽咋市と志賀町、能登町で入学式があり残りの学校は8日行われます。

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