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介護の現場に『新戦力』被災した社会福祉法人…「寄り添って介護をしたい」

羽咋市では、地震の影響で離職が相次ぐ介護の現場に新たな戦力が加わりました。

羽咋市内で行われた社会福祉法人の入社式。

今年は10代から60代の新入社員10人が新戦力として加わりました。

弘和会 畝和弘理事長:
「もう一度この地域福祉を取り戻すためにどうかみなさんの新しい力を弘和会に与えていただいて…」

この社会福祉法人は輪島市と羽咋市であわせて9つの福祉施設を運営していました。

しかし、地震で輪島市の施設が大きな被害を受けたため、本部を羽咋市に移し1日の入社式を迎えました。

式の後には羽咋市内にある福祉施設に移動し、新入社員たちは実際の現場を見学しました。

羽咋高齢者事業部 森川美奈子部長:
「今は輪島から来られた方が11名おられるので通常の羽咋の利用者様と輪島の方が過ごされる場所になっています」

ただでさえ人手不足が深刻な介護の現場。

地震の発生以降、さらに離職する人が相次いでいるため、新入社員には大きな期待が寄せられています。

新入社員:
「不安と緊張もあるけどいろんな人と関われることが楽しみです」
「私も被災した身なんですけど寄り添うことはできると思うので利用者さんだけでなくてご家族の方にも寄り添って介護していきたいなと思っています」

入社した新入社員たちは全体研修を終えた後、配属先の施設で働くということです。

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