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「能登の代表として勇気を!」被災地のバッテリーが侍ジャパン強化試合で始球式の大役

6日行われた野球の日本代表、侍ジャパンの強化試合。

能登の子どもたちが選手のエスコートや始球式を務める大役を果たしました。

京セラドームで6日行われた侍ジャパンの強化試合。

試合前に選手たちは能登半島地震を支援する募金活動を行いました。

そして開会式。

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「むらかみむねたか」

選手入場のエスコートは被災地から招待された子どもが務めました。

アナウンス:
「能登半島を震源とする地震で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし一分間の黙とうを行います。黙とう」

能登半島地震で犠牲になった人に祈りを捧げました。

そして始球式。

アナウンス:
「キャッチャーの瑠花さんが由子さんはまだ野球ができる環境じゃないけどいつかまた一緒に野球をしたいというおもいからこの始球式に応募してくれました」

小学生のバッテリーが登場しました。

輪島市河井小学校に通う徳野由子(とくの ゆうこ)さんと七尾市山王(さんのう)小学校に通う扇瑠花(おうぎ るか)さんです。

県の選抜チームでチームメイトだった2人。

スポンサー企業が企画した被災地の子供たちの夢をかなえるプロジェクトの一環で始球式の大役を任されました。

本番3日前、地震後初めてとなる練習では…

徳野さん:
「キャッチャーミットのど真ん中に気持ちを込めて投げます!」

そして迎えた本番。

バッターには侍ジャパンの中野拓夢(なかの たくむ)選手。

大勢の観客が見守る中、ノーバウンド投球で見事大役を果たしました。

徳野さん:
「ちょっとあてたくなくてそれてしまったので80点くらいです。けど気持ちを込めて投げられたのでよかったです」
扇さん:
「感謝をしっかり伝えてみんなを元気づけられるよう頑張りました」
「2人で能登のみんなの代表として能登の皆に勇気や元気を与えられたのでよかったです」

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