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「お心寄せて下さっている」…皇居で恒例の「歌会始の儀」石川県から参加の女性に両陛下が言葉

19日、皇居で行われた歌会始(うたかいはじめ)の儀に、石川県では35年ぶりとなる、かほく市の女性が参加しました。天皇・皇后両陛下からは能登半島地震の被害について心配する言葉も頂いたということです。

新年恒例の歌会始の儀は19日、皇居宮殿の「松の間」で行われ、石川県から35年ぶりに選ばれた、かほく市の宮村瑞穂さんが着物姿で出席しました。

2024年のお題は「和」。源氏物語の花散里(はなちるさと)が好きだと話していた友人が結婚し、母になったというエピソードを思い出して詠んだ歌が披露されました。

独特の節回しで詠み上げられた歌を聞いた宮村さんは…。

宮村瑞穂さん:
「私たちが普段短歌ですとか、和歌に触れるときは文字で触れることが多いと思うんですけれども、和歌というものは再認識いたしました」

かほく市に暮らす宮村さんの近所では液状化による被害が激しかったそうですが、自宅は被害を免れました。

天皇・皇后両陛下からは、被災地に思いを寄せた言葉も頂いたということです。

宮村さん:
「『能登地震大変でしたね』というお声かけだったと思います。皇后陛下からは『1月1日というのがまた大変でしたね』とお声がけ頂きました。本当に心の底から能登半島地震のことを心配して下さっているんだな、お心を寄せて下さっているんだなというのが伝わってきました。本当は、自粛の方に自分の気持ちは傾いていたんですけれども、背中を押して頂いて参加したんですが、両陛下と直接お話しすることができましたし、こういった場で全国の方にもう一度能登半島地震のことを思い出して頂く機会があったというのは、いい機会だったかなと思います」

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