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避難断った人除き…奥能登2市2町の孤立集落「実質的解消」 馳石川県知事が見方示す 一時は3300人
能登半島地震で、一時およそ3300人いた奥能登2市2町の孤立集落の被災者は、18日時点で26人となり、馳知事は「孤立集落は実質的に解消した」との見方を示しました。
馳知事は19日午前、孤立集落の現状と課題について記者会見しました。この中で馳知事は、最大で24地区3345人いた孤立集落の被災者の数が、ホテルなどへの2次避難が進んだことで、18日時点で5つの地区であわせて26人になったと報告しました。
内訳は輪島市が23人、珠洲市が3人でこのうち、輪島市の9人は近日中に避難する予定だということです。
残りの14人については集落を離れることを断っているため、県や市は避難の説得を続けることにしています。
馳知事:
「実質的に私どもの説得に応じていただいて、孤立集落は解消したと考えています。安心してもらえる場所に移送するというミッションは、1つの山を超えたという認識であります」
また、馳知事は2次避難した人が能登に行きたい場合に活用してもらおうと、金沢駅と輪島市役所や珠洲市役所、能登町役場を往復するバスが運行できるよう、準備を進めていることを明らかにしました。