
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
石川県内ニュース
社長は大阪で阪神大震災を経験…断水続く七尾市のフィットネスクラブが風呂を無料開放「何か地域の為に」
広い地域で断水が続く石川県七尾市で、フィットネスクラブが被災者のためにお風呂の無料開放を始めました。
七尾市ではほぼ全域で断水が続いていまが、竹町地区は水道管の修繕が進み、12日に水が出始めました。
この地区にあるノトアフィットネスクラブは、13日から会員向けにお風呂を開放していましたが、17日からは会員でなくても無料で入れるようにしました。
社長の小梶崇(こかじしゅう)さんは、29年前大阪に住んでいて、阪神・淡路大震災を経験し、助け合うことの大切さを痛感したといいます。
ノトアフィットネスクラブの小梶崇社長:
「何か地域のために少しでも。まずは自分たちでできることを自分たちでやる。それがたまたまお風呂だった」
この日は、これまで七尾市外までお風呂に入りに行っていた人たちが早速利用していました。
利用した男性:
「別世界やね。毎日でも入りたいです」
利用者した女性:
「すごく気持ちよかったです。本当にありがたいなと思う」
七尾市中心部の断水解消は、少なくとも2カ月以上かかるといわれています。困ったときは「お互い様」。それが小梶さんの思いです。
小梶社長:
「能登は1人じゃない、みなさんも1人じゃないから、こういう場所がどんどん増えて、震災を乗り越えるきっかけになればいいと思います」
この施設では、27日まで風呂を開放するということです。