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家庭ごみの回収は燃えるごみだけ…進まぬ被災地のごみ処理 輪島市では市内の焼却施設が稼働できず金沢市へ

能登半島地震の被災地では、インフラの復旧がなかなか進まず様々な問題が起きています。その1つが「ゴミの処理」です。

16日、輪島市役所に到着したのは金沢市のごみ収集車です。輪島市では震災以降ごみの回収が滞っていましたが、15日から家庭ごみの回収を再開しました。

しかし職員の数が十分でないため、県の要請で金沢市の職員が応援に駆けつけました。

そして、市内の業者がトラックで回収した家庭ごみを、次々とごみ収集車に移していきました。

輪島市では避難所のごみは回収しているものの、家庭ゴミは燃えるごみだけしか回収していません。輪島市内のゴミ焼却場が稼働していないためです。

そのため、このゴミは金沢市内の焼却場に持って行くということです。

金沢市環境局ごみ減量推進課の坂下英之さん:
「後続もどんどん私共の職員が応援に来ますので、一生懸命輪島市さんのために仕事をしたいと思います」

その後、金沢市のごみ収集車は市内を回り家庭ごみを回収していきました。

応援に来た職員:
「生ごみが多いですね。(年末年始に)食べられなくなった蕎麦とか食べようと思っていたけども、長持ちしないじゃないですか。そのまま捨ててしまうという形で」

輪島市によりますと、市内の焼却施設が再び使えるようになる時期は未定です。日常生活を取り戻すためにもインフラの復旧が待たれます。

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