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田んぼ割れる等の被害41件…能登半島地震で県が農林水産業の被害まとめ 復旧へボランティア制度の創設も
能登半島の基幹産業は農林水産業です。石川県は能登の復興に農林水産業の復旧は欠かせないとしていますが、その被害の全容は把握できていません。
県は14日時点で、地震による農林水産業の被害についてまとめました。このうち農業は、金沢市や津幡(つばた)町などで、田んぼが割れたりあぜ道が崩れたりする被害が41件確認されました。
また水産関係では県内69の漁港のうち、58で地盤隆起、荷揚げ場や製氷施設などの被害が確認されました。漁船は転覆や漂流などの被害が、少なくとも172隻に上ります。
能登では人口の1割が農林水産業に従事していて復旧は欠かせませんが、被害の全容は把握できていません。
馳石川県知事:
「我々は見捨てることはしませんよというメッセージを、きょう出しています。今いる生産者だけでは無理であるならば、ボランティアをお願いしたい」
県は、人手を確保するため農林水産業を支援するボランティア制度を創設する方針です。