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気兼ねなく元気に遊んで 避難所生活が長引く中…高校で子供たちを一時預かり 考案したのは生徒たち
避難生活が長引く中、能登高校できょう(12日)から子どもの一時預かりが始まりました。
記者リポート:
「能登高校の視聴覚室。この中では子どもたちを一時的に預けることができるようになっていて地元の高校生や大人たちが子どもたちと遊んでいます」
能登高校にきょうから設置されたのは「みんなのこども部屋わくわくぷらざ」。
能登町の3歳から高校3年生を一時的に預かります。
能登高校魅力化プロジェクト・木村聡さん:
「学校や保育所がやってなくて友達と遊べないのと父さんお母さんが復旧復興で働く時に子どもがいるとできないということがあるので、なんとか居場所ができないかなと作りました」
避難所では、子供たちが走り回ったり大きな声を出したりすると注意をされてしまいますが、ここでは気兼ねなく友達と遊ぶことができます。
「ご飯できたよ〜!みんな〜」
きょうは特別に地元のブリを使ったご飯が振る舞われました。
子ども:
「魚が柔らかくて美味しい」
「楽しい友達とたべれるの」
「(学校)早く始まって欲しい」
実はこのアイデアは能登高校の生徒も出していました。震災前に授業で取り組んでいたものです。
能登高校・山本菜々子さん:
「総合的探求の活動で企画しました。災害が最近多くて、子どもたちがストレスを抱えやすいとデータがあったので」
スタッフがつけているこのマークも授業中にすでに製作していたものです。
能登高校・山本菜々子さん:
「実際すぐ使う時が来ると思ってなかったので、びっくりしたけど、実際に使えることって知ってよかったです。子どもと遊ぶと和むのでよかったです」
能登高校魅力化プロジェクト・木村聡さん:
「能登町は過疎地域なので子どもが少ないので、フューチャーされにくいけどこの地域の子ども達が未来なので、いやすい場所を作っていきたい」
「みんなのこども部屋」は、能登高校や幼稚園などが再開するまで続けられます。