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記者は“避難する子供たち”…被災地で注目『正院ひなん所新聞』注意事項から気分転換方法まで分かりやすく

能登半島地震発生から10日目。石川県珠洲市の正院小学校で「特別な新聞」が作られています。記者は子供たち。その様子を取材しました。

珠洲市にある正院小学校。こちらでは現在も250人が避難生活を送っています。

そんな避難所で今、注目されているのがー。

(記者リポート)
「珠洲市内のこちらの避難所では子供たちによる手作りの新聞が掲示されていて注意点などがわかりやすく記されています」

その名も「正院ひなん所新聞」。

避難所内での注意事項だけでなく、エコノミー症候群を防いだり気分転換ができたりするストレッチの方法がイラストでわかりやすく描かれています。

作ったのは正院小学校に避難する小中学生。

絵をかきながらー。

「やばい、まじでやばいやばくない?笑」

毎日、1号作られ、できあがればすぐに掲示します。

新聞を作った子供:
(Q.どんなところを工夫した)
「お年寄りの方でもしっかりわかるように字の色を変えたところです」
「大事なところに線を引いたところです。一目見てすぐに大事なところがわかると思うからです」

子供たちが向かった先はー。

新聞を作った子供:
「正院ひなん所新聞の第8号ができました。階段や玄関に貼ってあるのでぜひ見に来てください」

すると早速、新聞を読む人の姿がー。

この取り組み、こんな効果が期待されています。

子供たちと新聞を作る・小町富士子さん:
「自分が活躍できると思ったら頑張ってくれています。書く方も楽しみ、もちろん読む人にとっても楽しみ。避難所生活を少しでも明るいものにしたいという記事を重ねていきたいと思います」

まだまだ先の見えない避難所。子どもたちが元気を届けています。

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