山中温泉の名物土産 娘娘万頭
- 石川じわもんエール
石川県民なら誰しも一度は聞いたことのある「娘娘万頭」。
あっさりとしたこしあんが茶色の皮に包まれている小判型のおまんじゅうです。
「娘娘(にゃあにゃあ)」とは加賀の方言で「娘さん」という意味。
この名前がまんじゅうについた理由があったんです。
娘娘万頭が誕生したのは昭和30年代。
山中温泉の旅館の主人から「わしは”にゃあにゃあ”という言葉がすきなんだが、
娘娘という名前で加賀の名物菓子を作ってほしい」と先代に相談があったそうです。
山中石川屋2代目石川外次郎はコンセプトから考えました。
加賀美人の上品さをこしあんで表現
女性でも大きな口を開けずとも食べることができる小判型。
そのコンセプトを具現化したのが娘娘万頭だったのです。
現在も、材料や工程は当時のまま。
黒糖を使った生地には隠し味として県産の味噌を。
餡には北海道産の小豆を使っています。
こちらでは1日に2000から3000個の娘娘万頭が作られています。
今では山中温泉を代表するお菓子となっている娘娘万頭。
その味を守る老舗菓子店のストーリーに迫ります。
山中石川屋 本店
加賀市山中温泉本町2丁目ナ24
0761-78-0218
今回紹介するのはこちらです。
娘娘万頭 12ケ入