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マリオの生みの親・宮本茂さんなど石川県ゆかりの3人に文化勲章「ものすごく照れくさい」
毎年秋に選ばれる文化勲章の受章者に県関係で2人、文化功労者に1人が選ばれました。文化勲章を受章するのは、スーパーマリオの生みの親、宮本茂さんと金沢市出身で免疫学の研究者長田重一さんです。
1985年にファミリーコンピューターのソフトとして発売された「スーパーマリオブラザーズ」。シリーズを含め、今や世界中で人気を博しています。
このゲームを開発したのが金沢美術工芸大学出身で任天堂のゲームデザイナー宮本茂さん。この度、文化勲章が贈られることが決まりました。
任天堂代表取締役フェロー 宮本茂さん:
ものすごく照れくさい気持ちでいるんですけども、名誉ある章を選んでいただいたことを本当に光栄に思ってます
宮本さんは京都府出身の73歳、学生時代は金沢美術工芸大学で工業デザインを専攻していました。1977年に任天堂に入社し世界で初めてデザイナーが手がけたゲームとして業務用ゲーム機「ドンキーコング」を開発。
その後、「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」などの大人気作品を手がけたほか「星のカービィー」や「ポケットモンスター」のプロデュースにも携わりました。文化勲章の受章分野としては初めてとなる「メディア芸術(ゲーム)」の分野での受章となります。
宮本さん:
こういうことをしたら楽しいと思うんじゃないかとか、こういうことをしたら興味を持ってもらえるんじゃないかっていうことをひたすら作り続ける。それを実際使ってる、見てる人たちが、心地よく思ってくれてたら、もうそれで満足です
宮本さんの後輩にあたる金沢美大の学生は…。
学生:
めっちゃ嬉しいですね。すごい誇らしいです。宮本さんが出た大学ということで受験してる友達とかもいて、先輩としてかなり有名です。宮本さんが出たのもプロダクト(立体的な)デザインの科なのに、マリオとかグラフィックのデザインもしてて総合的にいろいろできる人ですごいなと。同じ科から出てる先輩が道を切り拓いてくださると自分たちも後に続いてもっと超えていきたい
金沢美術工芸大学の山村慎哉学長は「ゲームという表現の可能性を切り拓き世界中の人々に夢と感動を届けてこられました。その歩みは本学で学ぶ学生や次代を担う若い創造者たちに大きな希望と勇気を与えるものです」とコメントしています。
そしてもう一人、金沢市出身の長田重一さんも文化勲章の受章が決まりました。
長田さん:
我々がやってきたのは細胞がどのようにして死んでいくのか、死んだ細胞がどのようにして体の中から取り除かれるのかということです。我々の体がどうなっているのかということを本当に純粋な好奇心から始まった研究です
免疫学の分野で細胞が死ぬメカニズムを研究し免疫システムの働きを解明、その成果は自己免疫疾患などの病気の原因究明につながりました。
現在は「大阪大学免疫学フロンティア研究センター」の特任教授を務める長田さん。研究者を目指したきっかけは…。
長田さん:
子どものときは金沢の狭い路地にどぶがあって、そこで水を汲んできて、父親が買ってくれた小さな顕微鏡でミジンコみたいなものを見て喜んでいた
若い研究者に対しては次のようにエールを送りました。「流行にとらわれずに自分が本当に面白い問題に没頭して欲しいと思います」
また、文化の向上・発達に顕著な功績を示した人に贈られる文化功労者も発表され、去年3月まで6年間県立大学の学長を務めた西澤直子さんが選ばれました。石川にゆかりのある3人の受章決定を受け山野知事は…。
山野知事:
ゆかりのある方が3名活動が評価されて大変嬉しく思っています子どもたちの励みにも、一つの目標というか憧れにもなると思いますので大変嬉しく思っています
今回、文化勲章が贈られるのは宮本さんと長田さんを含め8人です。文化勲章の授与は来月3日に皇居で行われます。