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台風26号は想定より勢力弱まる…台風が自ら海水温を下げる?「3つの作用」が次の台風を弱める仕組み

「お天気ナビ空色」、釜田気象予報士とお伝えします。心配していた台風も県内に大きな影響がなく一安心です。

釜田気象予報士:
台風26号は本州に接近する前に勢力が弱まり、1日、温帯低気圧に変わりました。

--関東地方に大きな被害をもたらした台風25号とは違って、26号はなぜ勢力が弱まったんでしょうか。

釜田気象予報士:
日本付近の海面水温が下がったことが要因のひとつに挙げられます。台風が勢力を保ち発達するには、海面から水蒸気が大量に供給されなければなりません。そのためには海水の温度が27℃以上の領域を進む必要があります。日本付近の海面水温の分布図を見ると、27℃以上の領域が南下しています。このため台風26号は北上とともに水温が低い領域を進むことになり、勢力を保つことができなかったと考えられます。

ーーこの10日ほどの間に水温が下がったんですね。

釜田気象予報士:
この温度が下がるのにも、台風が関係しています。台風が通過した前後の風速と海面水温のデータをグラフ化したものを見ると、台風が通過した後、一気に下がっていますね。

ーーなぜでしょうか。

釜田気象予報士:
水温を下げる3つの作用が同時に働いているんです。一つ目は、打ち水と同じ効果で、海水が蒸発にすることで海面から熱が奪われる作用。二つ目は、強い風が海面の温かい海水とその下の冷たい海水をかき混ぜる作用。そして三つめは、台風の風によって表面の海水が押し流され、それを補うように海の深い所にある冷たい海水が湧き上がってくる作用です。このように台風は、夏の間に上昇した海面水温を下げる働きを担っています。

--海水の温度が上がると海の生き物にも影響があるというので、台風には生態系を守るような役割もあるんですね。そして台風27号も発生していますがこちらはどういう動きになりそうですか。

釜田気象予報士:
世界各国の気象機関による進路の予想です。現時点では本州の東を離れて進む可能性が高くなっています。本州に接近してくるのはまだ少し先なので今後の予報に注意が必要ですね。

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