
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
石川県内ニュース
「待っとったよ」の声が復興を支える 輪島まちのテラスに客足戻る
稲垣真一アナウンサ-:
「たくさんの支援に感謝、めざせ復興。町野がもっと笑顔であふれるまちになりますように」
このようなメッセージや願いが書かれたキャンドル、およそ150個が、これから夕暮れを迎えるまちのろまちを優しく照らしています。
皆さん、こんにちは。私は今、輪島市町野町粟蔵にあります、臨時災害放送局まちのラジオの前に来ています。
こちらでは、キャンドルアーティストのキャンドル・ジュンさんが代表を務める災害復興支援団体「ラブ・フォー・ニッポン」と、まちのラジオが共催で、つい先ほど、このキャンドルナイトが始まったところなんですね。
このイベントは、地震が発生して以降、毎月1日に能登各地で行われてきたわけなんですが、今回は奥能登豪雨から2年の節目ということで、ここまちので特別に行われています。
今からちょうど2年前の9月21日、奥能登豪雨が発生しました。線状降水帯の影響で、各地で浸水、そして土砂崩れが相次ぎまして、災害関連死も含めて、こちらで21人の方が犠牲となりました。能登半島地震が発生してから8カ月あまり後のことでした。
ここからは、まちの復興プロジェクトの実行委員会、山下 祐介委員長にお話を伺っていきます。よろしくお願いします。
山下委員長:
よろしくお願いします。
稲垣真一アナウンサー:
あの日から2年を迎えました。率直に、今のお気持ち、そしてここまでの2年を振り返っていかがでしょうか。
山下委員長:
まず、やはりこの2年、本当にあっという間だったなというのが率直な今の気持ちです。ただ、それと同時に、本当に一歩ずつ前に進んでいるという実感もあります。このまちのラジオのお隣、仮設商店街もできました。去年なかったものが、こうやってできているので、本当に少しずつ前に進んでいるなと感じています。
稲垣アナ:
今、山下さんおっしゃるとおり、この町野の着実な復旧・復興を物語るものが、こちら横にできました、まちのテラスというところ。こちら、今年の4月にオープンをいたしました。現在は4店舗が営業をしています。山下さんのお店であります、この米とワットベーグル、自家製の米粉を使ったスコーン、またはこういったクッキーなどが並べられています。そしてこちらは、昭和元年創業のお菓子司、吉野家です。輪島名物の絵柄まんじゅう、そしてこちら、このような季節の和菓子から、スイーツの大福まで、様々なお菓子がこちらで販売されています。
そしてこちらは、100年の歴史があります旅館の味を、お弁当と惣菜で販売しています。老舗の味は、ランチだけじゃなくて、土日になりますと午後9時までこちらのほうで楽しめるということなんです。
山下さん、これ、どのお店を見ても、皆さんが楽しく笑顔で、生き生きと接客しているところが印象に残っています。
山下委員長:
そうですね。本当に、このお店の開店を待ちわびたお客さんたちが、本当に日に日に増えていまして、「待っとったよ」とか、私の場合ですと、ベーグルが元々売っていたので、「ベーグルまだ?」って、やっぱ声をかけていただくので、本当にそういったお声をかけていただくのが非常にうれしくて、我々も頑張らなきゃなと思ってます。
稲垣アナ:
私、今日、このまちのラジオのほかにも、仙台田、そして演伝村のほうも行ってきたんですが、シルバーウィークということもあって、本当にたくさんの方がいらっしゃってました。今、このまちの、そして能登のほうに来て、いろんなものを見ていただく、こういったことについてはどのように感じてますか。
山下委員長:
本当に少しずつお店も再開してます。ですので、今のこの能登の風景、そしてこういったお店が再開してる場所を訪れて、ぜひ地元の方とお話をして、そしておいしいものもいっぱい買って、召し上がっていただければなと思っています。
稲垣アナ:
そしてその中では、地震から2年8カ月、そして豪雨から2年という、この能登の現状もいろいろと知って、そして皆さんにも伝えてほしいなというふうに思います。