
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
石川県内ニュース
「心が折れることもたくさんありました」奥能登豪雨2年 姉を失った男性が献花台に込めた思い
能登半島地震からの復旧真っ只中だった被災地に甚大な被害をもたらした奥能登豪雨から、2026年9月21日で2年です。県内各地には献花台が設けられ、遺族や関係者などが犠牲者に黙とうを捧げました。
「黙とうを捧げます、黙とう」
奥能登豪雨から9月21日で2年。輪島市町野町に設けられた献花台では、豪雨で姉を失った中山真さんらが犠牲者に黙とうを捧げました。
中山真さん:
「いろんな思いがこの2年間に詰まっているんじゃないかなと思うんですけども、いろいろ大変ですね。心が折れることもたくさんありました。(姉は)頑張りいやと思ったと思いますよ。空の上からそんな風に声をかけている気がします。」
輪島市役所に設けられた献花台には、中山さんの父・勇人さんの姿がありました。
中山勇人さん:
「やっぱりいない、その寂しさは未だに変わりませんので。新しい家も出来ましたんで、多分あの家、気に入ってくれるかなと思っています。」
また、珠洲市大谷町でも黙とうが行われました。
大谷町では奥能登豪雨で土石流が発生。元教師の貞廣一枝さんが安否不明となり、捜索活動が行われましたが、その後遺体で発見されました。
元教え子:
「私の小学校の頃の担任の先生でもありましたし、大きくなってからも地元で会うたびに声をかけていただいて、すごく優しい笑顔だけが残っています、心の中に。」
近所で親しかった人:
「土砂に埋まる10日程前に携帯がかかってきて、ちょっとおしゃべりしとったんですけど、あれが最後でしたね。大変な思いをされたけど安らかに。1年に1度くらいお参りさせていただいて、こんな機会に思い出して。」
多くの人の命を奪った奥能登豪雨。これまでに災害関連死を含め21人が亡くなり、建物への被害は2500棟以上にのぼっています。
輪島市・坂口茂市長:
「近年、全国各地で豪雨があるので、安心・安全で住めるように、水の対策がこれから大きな課題だと思っていますので、しっかり対策を取っていきたい。」
県庁では山野知事も犠牲者の冥福を祈りました。
山野之義知事:
「亡くなられた方にご冥福をお祈りすると同時に、被害にあわれた方たちへのお見舞いの気持ち、地元の皆さんには一日でも早く復旧復興できるように、私の立場で精一杯やらせていただく。そんな思いを伝えることができればと思っています。」
最大震度7の地震からわずか8カ月あまりで被災地を襲った奥能登豪雨。今年も各地で大雨による被害が多発する中、能登で起きた二重被災の教訓を全国につなげていくことが必要です。