
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
石川県内ニュース
復興への願い込め…能登町で巨大な壁画アートが完成 有志8人が制作に参加「被災した皆さんの心を豊かに」
能登町に巨大な壁画アートが姿を現し、11日、全貌が公開されました。制作者たちが込めたのは復興への願いです。
今月4日、何やら鮮やかな色を壁に塗っている人たちに出会いました。ここは能登町宇出津新にある洋品店「ミセスヒノマル」。
完成を目指していたのは縦8メートル、横12メートルの巨大な壁画アートです。名古屋市の打楽器奏者、跡部信之さんなど有志8人が制作に参加しました。
跡部さん:
「アートを使えばランドマークになって今後皆さんが奥能登に来た時にここで足を止めて話が始まる拠点になったらなという思いでアートプロジェクトというのを始めました。」
能登半島地震の後、「ミセスヒノマル」はボランティアや支援物資が集まる拠点となり、跡部さんたちはボランティアとして各地の避難所などで炊き出しを続けました。
跡部さん:
「避難所の代表の方がある程度の時期になったころに「お前たちは俺たちのために炊き出しをやってお腹を満たしてくれた。これからはお腹は自分たちで満たせるようになったから心が豊かになるようを満たしてくれ」と。心の豊かさが生活を続けていくうえでとても大事なのではないかと感じています。」
今月1日の制作開始から10日。巨大な壁画が11日、とうとう全貌を現しました。能登半島に見立てた女性が日本海に横たわる大胆なデザイン。住民たちは興味津々の様子で壁画を見上げていました。
ミセスヒノマル 國分あき絵さん:
「素敵ですね。感無量。力をもらえる。元気をもらえる。」
ミセスヒノマル 國分雅史さん:
「能登を忘れないでというのが共通した思い。(制作者たちが)忘れずに寄り添ってくれているというのは非常に力強くありがたい存在。」
跡部さん:
「震災後うつ向いている人が多かったところから今は見上げるという意識の変化に写ってきているのですごくうれしい。」
跡部さんたちは今後もアートや音楽などを通して被災地の復興を応援していきたい考えです。