
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
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水欲しい客が店に押し寄せ混乱も…鶴来浄水場の事故で一時13市町への水の供給停止 油はなぜ混入したのか
昨夜遅く、県内の店から消えた水。多くの人たちが水を確保しようと店に駆けつけ混乱がおきました。
その理由は…「市内の一部の地域のおいて断水が発生する可能性があります。」
10日午後1時ごろ、手取川そばにある鶴来浄水場の取水口に油が混入する事故が発生。このため県は午後7時ごろから13の市と町への水の供給を停止しました。供給停止は、手取川ダムが完成し、県が各市や町に水を供給するようになった1980年以来、初めてのことです。
リポート:
「金沢市の四十万小学校に設置された給水タンクにはたくさんの水が用意されており断水に備えて住民たちが給水活動を行っています。」
金沢市は南部の約5700世帯で断水のおそれがあるとして市内2カ所に給水拠点を設置しました。
給水に来た人:
「今はまだ断水していないんですけれど午後11時からって聞いているのでちょっと早めに来て水をいただけないかなと。こういうことが起きるのは初めてなので大丈夫かなと思ってお風呂の水も全部貯めてすぐ直ればいいんですけど。」
供給停止から4時間半後。油は徐々に検出されなくなり水質検査の結果、安全性が確認されたとして昨夜11時半ごろから水の供給を再開し、断水の恐れはなくなりました。
馳知事:
「どこから油が混入したのかどの程度の量なのかということについて調査・確認をしております。わかり次第また報告をしたいと思っています。」
そして11日。
リポート:
「油が検出された取水口の近くではこれから県の職員が水質調査を行います。」
油が検知された取水口から約200メートル上流の橋では県の職員が約7リットルの水を川からくみ上げ検査用の容器に移しました。
Q 匂いは?
「若干…というかちょっとまだわからない。」
環境政策課 蟹由宗臣課長:
「どこまで(原因に)迫れるかわからない部分がありますけど可能な限り原因を突き止めてみなさんが安心して水を飲めるようにということで対処しているところでございます。」
県によりますとこれまで車の転落などで油が検知されることはあったものの今回のように長時間にわたって油が検知されることはなく大量の油が流れ込んだ可能性があるということです。
11日午後、会見を開いた馳知事は…「取水口付近の監視カメラを確認したところ意図的に誰かが河川に油を投棄した形跡は見られませんでした。」このように述べ、人為的な可能性を否定しました。
汲み上げた水は県の保健環境センターで分析し、結果がでるまでには2週間ほどかかるということです。
こちらの地図をご覧ください。手取川ダムを水源として県内に水を供給しているのは、南は加賀から北は七尾市まで13の市と町になります。一日当たりの供給量はおよそ24万立方メートル。
石川県内で使われる水の約4割を占めるそうです。
そしてこちら。午後1時に油が検出され、午後1時40分取水を停止。午後2時半には13の市と町に状況を報告し、供給停止の可能性を伝えました。
しかし油の検出が続いたため、午後6時、1時間後の供給停止を決定。
報道機関への発表は午後6時35分でした。馳知事はマニュアルに基づいた適切な対応だったとの認識を示していますが、給水所の設置や節水の呼びかけが午後9時すぎになった自治体もありました。
幸い昨夜遅くに水の供給が再開されたことで断水となった地区はありませんでしたが、大きな混乱となりました。一刻も早い原因究明と、再発防止策が必要だと思います。