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「残業三兄弟」と揶揄の職員は自殺…市役所でパワハラ サービス残業に対しては「光熱水費かかってるから」

石川県の能美市役所で上司のパワハラによって職員が自殺した問題。亡くなった職員がいた部署は、能登半島地震などで職員が退職し、業務量が増えていたにもかかわらず、上司が「残業3兄弟」と呼んで残業をつけさせないようしていた事がわかりました。

能美市 井出敏朗市長:
「本当に申し訳ございません」

10日、深々と頭を下げた能美市の井出市長。市のトップが陳謝したのは、パワハラで市の職員が自殺したからです。

第三者委員会の報告書によると、亡くなった職員の部署は、課長級職員以下5人。パワハラを行ったとされる課長級職員は、部下に「残業三兄弟」とあだ名をつけていたそうです。

報告書によると能登半島地震などの業務で、この部署では昨年度中に2人が退職。今年度になって人は補充されたものの経験者ではないことから、亡くなった職員をはじめ元いた職員に業務が片寄っていたと言います。にもかかわらずこの上司は、月30時間を超える時間外勤務については事前の申請がないと受け付けないと宣言。それでもサービス残業を続ける職員に対し…。

「時間外を申請しなければいいとあなた方は思っているかもしれないが、残業している間、光熱水費がかかっているからね」などと述べたそうです。

2025年9月30日に同じ課の別の職員が総務課にパワハラについて相談。しかしその3日後、職員が自殺してしまいました。

市はその後、第三者委員会を設置。第三者委員会は、この上司の5つの行為をパワハラと認定し、パワハラによって職員が自殺したと結論づけました。課長級職員は2月6日付で、停職6カ月の懲戒処分となりましたが、市はこの職員の氏名や年齢、性別について公表していません。

能美市 総務部 橋場和彦部長:
「あくまで今回の事案につきましては市役所内部の事案と考えていますので、社会的影響(が大きい事案)の対象には当てはまらないという考え方です。」

能美市では今後、全職員に無記名のアンケートをとり、他に同様のハラスメント行為がないか調査する方針です。

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