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「泣き寝入りして終わりか…」介護施設にいた父親が同部屋の男性に殴られ死亡 “責任能力なし”に怒り露わ

2025年8月、七尾市の施設で入居者の男性が同じ部屋の男性に殴られ死亡した事件。金沢地検は先週金曜日、殺人の疑いで送検された男性を不起訴処分としました。
こうした中、被害者の息子が複雑な胸中を話してくれました。

亡くなった石坂壽さんの長男 石坂満さん:
「責任能力がないってそんなことおかしいと思う。刑事事件にならないってこういうこと自体も納得できないですね」

こう怒りを露わにするのは亡くなった石坂壽(いしさかひさし)さんの長男、満(みつる)さんです。
満さんは突然、父の命を奪われました。

2025年8月22日早朝、父親の壽(ひさし)さんが去年4月から暮らしていた七尾市の介護施設で事件は起きました。

石坂満さん:
「弟が(前の施設より)料金が3万円か4万円安いから(今の施設に石坂さんを)移そうと。どう言ったらいいのかそれが運命だったきっと。考えたらきりがないけど…」

壽(ひさし)さんは同じ部屋に住む88歳の男性につえや金属製の重りで頭などを複数回殴られ、死亡しました。
満さんは施設から連絡を受け壽(ひさし)さんが運ばれた病院に向かいましたがそこで見たのは変わり果てた父の姿でした。

石坂満さん:
「殺意がないとできる仕業じゃないと思いました。ここまでするってことはよっぽどのことだろうと思って」

金沢地検は刑事責任能力を調べるため逮捕した88歳の男性の精神鑑定を実施。
その期間はおよそ4カ月に及びました。

記者:
「この4カ月はどんなものだった?」
石坂満さん:
「長い、ものすごく長い。鑑定留置がどんなものかもわからないし「毎日こんなことやっています」って(検察から)説明をきいたわけでもないし、ただ鑑定留置をしていますとしか聞いていないし…」

そして、今月16日、検察が出した結論は…。

石坂満さん:
「要するに責任能力がないと。だから不起訴になりますって言われて「え?」って思った。何を基準にしてそういう風に判断するのか説明してほしいですよね。ただやみくもに「鑑定留置の結果、不起訴にする」ってそんなの言われても納得できないですよね。納得する方がおかしいでしょう」

検察は不起訴とした理由について…。

金沢地検:
「被疑者については犯行時、精神の障害により責任能力がない状態であったと判断したため心神喪失とした」

事件発生からおよそ5カ月。
今も施設から事件についての具体的な説明はありません。

石坂満さん:
「「どうしてこんなことになるんだ。あんたらは一体何を見ていたんだ」って言ったけど「すみません、すみません」それしか言わない。聞いても答えてくれないし。人手不足とは聞いていましたけどそれにしても絶対、(事件の)予兆は必ずあったと思うんですけどね。それを見落とされたというのもショック」

なぜ父が亡くならなければならなかったのか…。
不起訴となった事で裁判が開かれなくなった今、今後、事件の真相が明らかになる見込みはほぼありません。

石坂満さん:
「(真相は)闇の中で終わりですかね、これで。これでおしまいですかね。泣き寝入りして終わりですかね」

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