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本殿の外に出てから戻る…鵜の動きで来年の吉凶を占う“鵜祭” 氣多大社「復興も慎重に進んだほうがいい」

鵜の動きによって来年の吉凶を占う神事・鵜祭が16日早く、羽咋市の氣多大社で行われました。去年は肝心の鵜を捕まえることができず今回、神事が行われるのは2年ぶりです。

鵜祭は国の重要無形民俗文化財に指定されている羽咋市、氣多大社の神事で本殿に放たれた鵜の動きで来年の吉凶を占うものです。
去年は地震により鵜が生息する崖の一部が崩れるなどしたため、鵜を捕まえることができませんでしたが今年は、12月12日に鵜を捕まえることに成功し、2年ぶりに神事が執り行われることになりました。そして、16日午前3時、拝殿には氏子など30人が集まり鵜の動きを見守りました。
鵜は、本殿に放たれた途端、ろうそくが乗せられた案台に向かって進み、一旦、本殿の外に出ましたが再び本殿の中に戻りました。
占いの結果は・・・

氣多大社松尾孝夫名誉宮司:
「やはり戻ってきたということで復興も(良い方に)向かっていくだろうと慎重に進んだほうがいいそんな感じがしましたね」

集まった人は:
「元気に飛んだりしていていい年になりそうだなと思いました。ちゃんとろうそくの方に向かってくれて」「右に左に動き回ってね来年もいい年になりそう」

無事、大役を務めた鵜は海に向かって放たれました。

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