加賀前田家の家紋“剣梅鉢”かたどる…正月の縁起物『福梅』づくりが最盛期 金沢の老舗和菓子店・柴舟小出

12/04(木) 17:02

今年も残すところあと少し。金沢の老舗和菓子店では正月の縁起物、福梅づくりがピークを迎えます。

加賀前田家の家紋「剣梅鉢（けんうめばち）」をかたどった紅白の和菓子、「福梅」。
金沢のお正月には欠かせない縁起物のお菓子です。
金沢市の老舗和菓子店「柴舟小出」では、福梅づくりが最盛期を迎えようとしています。

加藤アナ：
「ピークを迎える福梅づくり。ひとつひとつ手作業で、中にぎっしりとあんこを詰めていきます」

工場では紅白の最中に一つ一つ手作業で北海道産の大納言小豆を詰め、上から上白糖をまぶしていきます。多い日には1日1万個以上を作る日もあるという福梅。
使用しているあんこには粟飴（あわあめ）を混ぜて味わいに深みを出し、煮詰め具合などを工夫することで40日ほど日持ちするにもかかわらずやわらかいのが特徴です。

柴舟小出の福梅は来年1月10日頃まで販売されます。