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同じ被災地だから「気持ちが分かる」 輪島朝市から佐賀関へ手書きメッセージと共に届いた煮魚の贈りもの
「魚」を通して被災地から被災地へのエールです。
先週水曜日、大規模火災に見舞われた大分県大分市佐賀関へ送られた
輪島朝市の煮魚。避難所での食事に提供され、被災者から感謝の声が届きました。
大分市佐賀関・田中3区 山田二三夫区長:
「久しぶりに魚を食べて、ほとんど油ものが多かったんですけど、皆「魚が出た」という事で美味しく食べていました。おまけに能登からということで「えーっ」と言って…」
先月30日、大分市の避難所で朝食と夕食に出された煮魚。
これを送ったのが…
「佐賀関の皆さん、この煮魚食べて元気になってくだ~」
輪島朝市のお母さんたちです。
去年元日、輪島朝市通り周辺の大規模火災で被害にあった
輪島市朝市組合の有志メンバーが
「同じ漁師町で火災にあった佐賀関の皆さんに何か支援をしたい」と、
出張輪島朝市で販売しているサバとイワシの煮魚260袋を
支援物資として送ることにしたのです。
出張輪島朝市の池端麗子さんは、
「(自分たちも避難所で)こういうのを食べた時嬉しかったから…
そういう思いをあの人たちにもしてもらいたい。」と話します。
魚とともに添えられたのは、手書きのメッセージ。
そこには「少しでも皆さまのお役に立ち、心と体を温める一助となれば幸いです」とつづられていました。
出張輪島朝市・二木洋子さん:
「これ食べて元気出してもらいたいですよね。体に気を付けて頑張ってほしいです。」
そして…
リポート:
「まだ多くの人が避難生活を送る避難所に、このような煮魚が送られました。
応援のメッセージも添えられています。」
先週土曜日、佐賀関の避難所に煮魚が到着。手書きメッセージも添えられています。
大分市佐賀関・田中3区 山田区長:
「(物資と手紙を)受けた時に『やっぱりな、気持ちが分かるんかな』というのが第一に分かって…有難いなという気持ちがしみじみ分かってきました。」
輪島と佐賀関、同じ漁師町を繋いだ被災者同士の縁。
そういえば、佐賀関の名物は、全国的にも有名な「関さば」ですが…
大分市佐賀関・田中3区 山田区長:
「刺身は関さばで、煮付けは能登さばというのが一番いいかなと。
感謝しきれないぐらい本当にうれしいです。ありがとうございました。」
同じ漁師町で被災地である佐賀関の方々も喜んでくれたようです。
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