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中小企業多い石川で賃金底上げへ…春闘がスタート 県経営者協会「厳しい企業は年収ベースでの引き上げを」

2024年の春闘で、33年ぶりに5%台の賃上げを実現した連合。しかしこれは大手企業の数字です。中小企業が多い石川での賃金底上げに向け、13日春闘がスタートしました。

事実上の春闘スタートとなる、連合石川と県経営者協会の懇談会。石川県金沢市内のホテルには、連合石川の福田佳央会長と県経営者協会の高松喜与志会長が顔を合わせました。福田会長は、ベースアップと定期昇給あわせ5パーセントのアップを要望。さらに大企業と賃金格差が生じている中小企業については、6パーセント以上の賃上げを求めました。これに対し高松会長は、賃上げの必要性については理解しているとしたうえで次のように述べました。

高松会長:
(業績が)思わしくない企業もあるわけなのでそういうところについてはまず雇用維持を最優先に取り組んでほしい。月例賃金をあげれば一番いいんですがなかなか厳しい企業については年収ベースでもいいからまずあげていきましょうというスタンスをとっています

これに対し、連合石川の福田会長は賃上げの財源を確保するため価格転嫁を進めるべきとの考えを示しました。

福田会長:
価格転嫁、価格交渉が難しいというこの社会の風習を改めることができないかということについて、労使ともに協力をしてやっていきたいということについて合意をさせていただいた

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