「ちょっとした揺れで倒れるところたくさんある」再びの強い揺れで輪島市は少なくとも5棟の家屋が倒壊

06/03(月) 11:39

3日朝、輪島市と珠洲市で最大震度5強の地震がありました。
この地震の影響で家屋が倒壊する被害があったほか、津幡町に住む60代の女性が右足の骨を折る大けがをしました。

3日午前6時31分、珠洲市と輪島市で震度5強を観測する地震がありました。
震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6．0と推定されます。
この地震による津波はありませんでした。

秋末アナウンサー：
「輪島市小伊勢町のこちらの住宅は今朝の地震で倒壊し道路の片側の車線をふさいでしまっています。現在は片側交互通行にするための仮の信号機の設置作業が行われています」

地元住民は：
（揺れについて）「びっくりしました。家をちょうど出るときにぐらぐらと揺れてまた来たと思った」
「ちょっとした揺れで倒れそうなところはたくさんありますから怖いですね」

輪島市では、倒壊しかけていた家屋、少なくとも5棟が今回の地震で倒壊したほか津幡町では緊急地震速報に驚きベッドから転落した60代の女性が右足の骨を折る大けがをしたということです。
北陸電力によりますと今回の地震で志賀原発に異常は見られませんでした。
ダイヤにも乱れが出ています。
七尾駅と穴水駅を結ぶのと鉄道は線路の状況を確認するため午前9時半頃まで運転を見合わせ、通学客が車で学校に向かう姿などが見られました。
また、北陸新幹線も上下線10本に最大で28分の遅れが出ておよそ3100人に影響が出たということです。