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二次被害の可能性ある建物等優先…液状化被害出た内灘町で「公費解体」始まる 19日までに279棟の申請

その能登半島地震で大規模な液状化の被害を受けた内灘町。20日から解体費用を自治体などが負担する公費解体が始まりました。

記者:
「内灘町ではきょうから初めて公費解体が始まり液状化などによりずれてしまったブロック塀の撤去作業が進んでいます」

解体が始まったのは、県道8号に面した内灘町西荒屋(にしあらや)の住宅。道路にはみ出していた塀や土砂の撤去作業が行われました。

能登半島地震で内灘町は、震度5強の金沢市よりも低い震度5弱の揺れでしたが大規模な液状化が発生。公費解体の対象となる半壊以上の建物は約1000棟確認されていて、19日までに279棟の申請があったということです。

近くの住民:
「やっと解体になったのかという感じですね。道路に崩れそうになっていたので運転するのが怖いと思っていました」

解体作業には1棟につき3週間から1カ月ほどかかる見込みだということです。

解体作業員:
「やっぱり重機動かすのも考えながらやらないとだめなので道(の幅)自体も変わってしまっているので、そこらへんは慎重にやっていますね」

内灘町は二次被害の可能性があるものなどを優先して進める方針で2025年10月の完了を目指します。

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