「自衛隊の支援がなければ今日はなかった」穴水町での自衛隊の活動が終了…奥能登で初

05/10(金) 18:50

復興へ向けた第一歩です。穴水町での自衛隊の活動が終了し10日、隊員たちが町を離れました。奥能登の4つの市町から自衛隊がいなくなるのは穴水町が初めてです。

職員：
「自衛隊の並び方を真似してきれいに並んでください」

10日朝、穴水町合同庁舎前で整列していたのは穴水町で入浴支援や給水支援などを行ってきた自衛隊員たち。復旧が進み穴水町での活動が終わることとなり、部隊が戻る「帰隊式（きたいしき）」が行われました。

穴水町　吉村町長：
「皆様の活動によって、少しでも顔を上げて良いんだ、前を向いていいんだという思いが町民の中に湧いてきました」
中部方面後方支援隊　粟田博文副隊長：
「（穴水の）本部の機能は畳みますが、引き続き輪島・能登・珠洲地区で支援にまい進する所存です。一日も早い安心安全な生活が回復できますことを心よりお祈り申し上げます」

最後に穴水町に残っていたのは京都の自衛隊から派遣された約20人。吉村町長や集まった50人の職員に見送られながら町を後にしました。

吉村町長：
「感謝の言葉しかありません。自衛隊の支援がなければこんにちはなかったと感じています」

穴水町にあった本部機能は金沢に移されますが珠洲市や輪島市、能登町での自衛隊の支援活動は引き続き行われると言う事です。