“宿泊場所の確保”がポイントに…輪島市の観光名所・白米千枚田で修復作業始まる ボランティア不足が課題

04/08(月) 17:25

輪島市の千枚田は、亀裂の入った田んぼやあぜの修復作業が続いています。

復旧のポイントの一つは宿泊場所の確保です。

輪島市の観光名所「白米千枚田」

地震の影響で多数の田んぼに亀裂が生じていて米作りが出来ません。

修復作業にあたっているのは長年、千枚田の管理をする地元ボランティア団体「白米千枚田愛耕会（あいこうかい）」のメンバー。

しかし多くが金沢市などに2次避難していて、往復するだけで半日以上かかってしまいます。

そこでポイントとなるのが宿泊場所の確保。

輪島市に許可をとり、隣接する道の駅を宿泊場所として利用することにしたのです。

メンバーは：
「きついね。朝早く出てこないといけないし。4時か6時に出てきて3時ごろまでしたらまた帰らないといけないし」
Q宿泊場所がないと無理ですか？
「無理やね」
「ただ経費がかかるだけでガソリン代も馬鹿にならないし行ったり来たりして」

白米千枚田愛耕会代表　白尾　友一さん：
「一応あちらのレストランで食事もできて千枚田のために皆さん動いていただいてなんとか使えるようになった。」
「やっぱりそういうのは一つの力になると思うので」

能登半島地震の発生から3カ月あまり。

ボランティア不足が課題となっていますが、知恵を出し合うことで復旧が格段に進む可能性がありそうです。