「元の姿に少しでも戻したい」輪島の観光名所・白米千枚田で田起こし 田植えできる田んぼ60枚から復興へ

04/02(火) 17:35

輪島市の観光名所も復旧に向けて動き出しています。

日本の原風景が広がる「白米千枚田」では米作りの最初の作業となる「田起こし」が行われました。

輪島市白米町（しろよねまち）にある白米千枚田は日本海を臨む斜面におよそ1000枚の田んぼが広がる奥能登の観光名所の一つです。

しかし、能登半島地震で田んぼやあぜにヒビが入るなど多くの被害を受けました。

これまで千枚田の管理を続けてきた地元ボランティア「千枚田愛耕会」のメンバーは今年の田植えをどうするか議論を交わしてきました。

その上で「元の姿に少しでも戻したい」と田植えができるわずか60枚の田んぼで田起こしを行いました。

千枚田愛耕会　出口　彌祐さん：
「能登の里山里海のシンボル的な存在でもあるし復旧して前の景観を取り戻すことによって能登全体の復興にもつながるようにがんばっていければと思っています」

千枚田では、来月に田植えをして9月に稲刈りを予定しています。